旅行の目的の1つでもあるレ・アル駅近くの道具街へやってきました!
洋菓子道具に限らず調理道具店が多くあり、”パリのカッパ橋”とも呼ばれているそうですが、カッパ橋のように専門店が所狭しと並んでいるような雰囲気ではありません。
あくまで、パリ市内でも道具店が多く点在している地域、という雰囲気です。
今回は3店舗を中心に見てまわりました。
1店目は『ラ・ボヴィダ(La Bovida)』。
主に一階は包丁とスパイス、二階は調理器具等が並んでいます。
菓子道具も料理道具も同じくらいの数が浅く広く並んでいるイメージ。
業務用の機材や道具ももちろんありますが、使い捨てのカトラリーやお皿、紙ナプキン等の小物(ケータリング用品?)が一番充実していました。
広々とした店内で商品も見やすく陳列されているので、一般の方も立ち寄りやすい雰囲気です。
2店目は『ア・シモン(a.simon)』。
入ってすぐ目につくのは、たくさんの鍋とシンプルな食器。
ラ・ボヴィダより専門店らしい雰囲気で、製菓道具より料理道具が多いイメージ。
私には使用用途のわからない料理道具もたくさんあり、チーズや生ハム専用のスライサーと思われる道具等、日本ではあまり見ないようなものも。
製菓道具の値段が他の2店よりも高めな印象を受けましたが、ア・シモンでしか売っていない道具もあるので要チェックです。
3店目は『モラ(MORA)』。
製菓道具が一番多く充実しているお店でした!
そして他のお店でも言えることですが、大半の商品が日本よりも安いです。
物によっては日本の半額くらいで買えます。
抜き型や焼き型はもちろん、
奥の部屋にはシリコン型やハードタイプのチョコレート型、口金。
右の部屋は色粉やキャンドル等、デコレーション用品等が陳列されています。
日本にあるものもあれば、日本風なのに日本では見たことのないものも……。
「Sushi Nigiri」の他にも、「Sushi Roll」「Shushi Maki」「Sushi Gunkan」等もありました。
どれも寿司の原型はないのですが、ア・シモンにもあったので、フランスでは人気なのかな……?
モラでは飴細工の道具をいくつか購入しました。
ポンプや手袋、温度計、型など、どれも日本より安く、飴用の色粉やチョコレート用の色粉等が充実していました。
割としっかりとした袋に商品入れてくれるのが、個人的には嬉しいところです。
折角なので記念に使おうと思います。
こちらの口金は物珍しさから購入。
同じタイプでデザインが違うものがいくつかあったのですが、日本にもあるんでしょうか?
これらの他にもこの3店で、型やコルヌ、キャンドル等いくつか製菓道具を購入しました。
この3店は日本の旅行雑誌等にも載っている、比較的アマチュア向けの専門店です。
その他にも料理道具を購入したいなら、『ウ・ドイルラン(E・Dehillerin)』等も老舗店としてよく紹介されています。
プロやもっと本格的な道具を求める人相応のお店もこの地域にはたくさんあるそうなので、いずれまた来てみたいです。
道具店の他にも、多くのパティスリーやショコラトリーがあります。
歴史遺産にもなっているパリ最古のお菓子屋さん『ア・ラ・メール・ド・ファミーユ(A La Mère de Famille)』は可愛らしい伝統菓子がいっぱいでした。
残念ながら私は迷った末に発見することができませんでしたが、ジョナタン・ブロ、クリストフ・アダム、ファブリス・ジロット等の、名店の人気商品を揃えている贅沢なスイーツのセレクトショップ『ブティック・フ・ド・パティスリー(Boutique Fou de Pâtisserie)』もこの近くにあるそうです。