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すーさんの暇つぶし

のらりくらりと日々の出来事を綴ります。

ティラミスの由来

1990年に日本でブームを起こしたティラミス

ブームが去った今でも日本では定番の洋菓子ですよね。

 

作り方は、エスプレッソを染み込ませた『ビスコッティ・サヴォイアルディ』と『ザバイオーネ・クリーム』を層にして、仕上げにココアパウダーやエスプレッソパウダーをふりかけます。

 

ビスコッティ・サヴォイアルディ』は、ビスケットとスポンジの間のような食感の棒状の焼き菓子で、「サヴォイアのビスケット」という意味。サヴォイアは地域名で、フランス・スイス・イタリアの国境付近の地域になります。中でもイタリアのピエスモンテ州で郷土菓子として親しまれているお菓子です。

日本ではあまり一般的ではないので、ティラミスを作る際はフィンガービスケットやスポンジで代用することがほとんどです。

 

『ザバイオーネ・クリーム』は、砂糖と卵黄を煮詰め泡立てたものと、マスカルポーネチーズを合わせたクリームです。マスカルポーネチーズは、イタリアのロンバルディア州特産でもあるフレッシュチーズ。ほんのりと甘い濃厚な生クリームのようなチーズで、チーズ特有の酸味や臭いはほとんどありません。

 

ティラミスは本場イタリアでも1980年代に広く普及した比較的新しいデザート。

でも、イタリアの何処が起源なのかは所説あります。

使用されている材料が様々なイタリア地域の特産品であったため、その各地域それぞれが「うちがティラミスの本場だ!」と主張しているのだそう。

その中で最も有力なのはヴェネト州トレヴィーゾヴェネト州にはその様々なイタリア地域の特産品が集まる商業都市ヴェネツィアがあることから起源を主張しており、トレヴィーゾヴェネツィアから北に30kmほどの中心都市。しかし、このトレヴィーゾの中でも「ティラミスは自分が考えた!」と主張する人が何人もいたり、「娼婦が考えたものだ」という人もいれば、「ホームレスがクリスマスに廃棄されるケーキから思いついたものだ」という人もいるため、はっきりとはわかっていません。

 

そして、『ティラミス(Tiramisu)』というイタリア語の名前にも所説あります。

「Tira」…引っ張る、持ち上げる

「mi」…私を

「su」…上に

一般的な日本語訳は「私を元気づけて」「私を励まして」で、「元気なるお菓子」といわれています。起源を主張しているトレヴィーゾのとあるレストランでは、そこの料理人が妊娠中の女店主のために作ったお菓子だからこのような名前を付けたという話です。

 

一方で、「私をハイにさせて」とも訳されます。

日本では抹茶風味のティラミスや、クリームチーズを使ったティラミス、お豆腐やヨーグルトでヘルシーにしたティラミスというのもありますが、濃いエスプレッソと栄養価の高いマスカルポーネを使ったものが本来ティラミスと呼ばれるもの。

そして、ビスケットに染み込ませるエスプレッソにはコーヒーリキュール、クリームにはマルサラワインを加えて作ります。

興奮作用のあるカフェインたっぷりのエスプレッソに、高カロリーなマスカルポーネ、リキュールとワインの効いたティラミスは、ヴェネツィアでは大人が夜の町で遊ぶための栄養補給食ともされていたそうです。

食べると気分が高揚するデザート、という意味なのでしょうが、ちょっと意味深な名前ですよね(/ω\*))